日本への帰国に伴い、楽天モバイルとRakuten光をセットで契約しました。
初めは特に何も考えずにアメリカで使用していたTP-LinkのDECO X20をIPv4で接続していましたが、Rakuten光のIPv4のまあ遅いこと。
夜間は子供のYoutubeをまともに流すことができず、使い物になりませんでした。
速度は改善したい。でもDECOのスッキリした見た目やアンチウイルスなどのHome care機能が気に入っておりなんとかそのままDECOを使用したい!ということでIPv6の設定を試行錯誤し紆余曲折した結果と「最終的にはこうすべし」という最終形を共有します。
【結論】 NEC WG1200HS4を間に入れろ
まず結論から。
DECO単品ではダメでした。悔しい!
DECO単体でもIPv6で接続自体は可能でしたが、DS-Liteは時々通信しなくなったり、トンネルだとIPv6接続できているようでIPv4と全く変わらず夜間1桁台まで落ちたり。
しばらくDS-Liteで接続していたんですが、再起動がかなりストレスだし、大事なリモート会議などで通信が切れても困るので、泣く泣く Rakuten光のクロスパス対応ルータ のページにあるWG1200HS4を間に入れました。
DECOを使うのでWi-Fiいらないんですが、LANのみのルーターなんて無いようですので、LAN 1GB/sで一番安いのにしてWi-Fi不使用で行きます。なのでWi-Fiスペックはどうでもよし!
AmazonだとなぜかHS3しか出ない上に割高感があったので楽天で購入。
購入時は税込み3,880円(送料無料)とポイント還元により実質3,000円以下でしたので、Amazonではなく楽天で買ったほうが1000円以上お得という結果に。やるじゃないか楽天。
安定稼働中の機器構成とDECOの設定
現在安定稼働している機器の構成はこちら。
通信速度は80〜500MB/s程度でストレスなく使えています。速くなったというよりは、遅くなる時間帯に遅くなりにくくなった、というイメージですね。大渋滞しているIPv4の認証をすっ飛ばしているのが効いているんでしょうね。
設定は以下のようになっていますので参考にどうぞ。
IPv6はパススルーでも通信できることは確認できました。とりあえずどちらでも問題なさそうなので動的IPにしています。
上位のWG1200HS4が外とのやりとりをしているわけで、その下位のDECOは上からIPもらっているだけだと思うのでこの設定である必要性がわかりませんが、とりあえず動いてるのでまあいいかという状態です。
ブリッジモードではなくルーターモードで使用することによりHome Care機能も使えており今の所満足。しばらくこれで様子見しようと思っています。
検証結果
では試した内容を順番に記載していきます。
【ボツ】 IPv4 PPPoE
まず一番最初に試したのは、Rakuten光から届いた紙に書かれているアカウントとパスワードで接続する、いわゆるいつもの接続方式です。
このときはまさか光回線がこんなに遅いなんて想像もしていませんでした。
だーれも使っていない早朝は500MB/s出たりしますが、夜は一桁MB/sが当たり前で、常にYoutubeはグルグル回って通信待ち。
スマホの方が早いんですけど、の状態です。結局遅い時間帯はテザリングを使用し、ひかり回線の意味無し。
【ボツ】 IPv4 PPPoE + IPv6 6to4トンネル
その後まずはIPv4そのままでトンネルさせてみました。
普通に接続できますし、IPv6チェックサイトでもIPv6ですと表示されます。
が、速度の落ち方は従来のままで、何も変わっていない状態。
変更した意味無しですね。
【おしい】 IPv6 DS-Lite + IPv6 6to4トンネル
次にTP-Linkのサイトにある Rakuten光回線にIPv6で接続する方法 をテスト。
ただしDECOは対応していないのでサイトには説明はありません。Archerの設定でやってみました。
Archerだったら単品でRakuten光IPv6に対応しているようなんですが、どうもあのアンテナとデザインが好きになれないんですよね。
IPv4の設定をDS-Liteに変更してAFTRに dgw.xpass.jp と入力します。下のスクショの設定画面ですね。
速度自体は常に200~400MB/s程度出ており爆速維持できてます。ただしDS-Liteにしてから、下記のような症状が現れるようになり断念しました。
- スマホのWi-Fiマークがついたり消えたりする
- 2日に1回程度インターネットと通信できなくなる
ルーターを再起動すれば治りますが、毎日のように再起動するのはめんどくさすぎます。
加えてDS-LiteではHome Care機能が無効化されて使うことができなくなります。
もしかするとアップデート等でそのうち安定して使えるようになるかもしれませんが、残念ながらそれを待つことはできないので諦めて次の最終形にしました。
【最終的に】 NEC Aterm + TP-Link DECO
最初に書いた結論と同じ内容のおさらいです。
速度は80~500MB/s程度です。常に数百MB/sを維持できているわけではありませんが、使用上特に不満はありません。
WG1200HS4は初期設定でIPv6クロスパス NDプロキシが設定されているため、そのまま設定変更無しで使用しています。
昔使っていたAtermと比べて一周りどころか二周りほど小さかったのでビックリ。光終端装置を入れていたBOXに難なく収まりました。
最終的にはこんな感じです。BOXの中はカオスですが外はスッキリ。
ブリッジモードで使うとHome Care機能が無効化されますが、ルーターモードならHome Care機能が使用できます。
まとめ
DECO単体でストレスなく通信したい!という目的は達成できませんでしたが、探した限りでは最も安くて無難なWG1200HS4を間に入れることにより、DECOの安定したWi-FiとHome Care機能を維持しつつ、IPv6による速度低下抑制ができて満足です。
0 件のコメント:
コメントを投稿