せっかくアウトドア大国のアメリカにいるなら存分にアウトドアを楽しみたいですよね。筆者はアウトドアといえばキャンプと焚き火!なタイプです。
しかし異国の地でルールなど不明な部分があります。今回はNational Forest(アメリカ合衆国国有林)内での焚き火ルールについて調べてみました。
この記事でわかること
- National Forest内での焚き火ルール
- CA州のCampfire Permitの発行方法
National Forest内での焚き火はその管轄エリアによりルールが異なります。なので出かける前に確認することをお勧めします。今回はカリフォルニア東部に位置するシエラネバダ山脈の、主に北部エリア(タホ湖周辺)のルールについてまとめました。
National Forestとは?
連邦政府管轄の自然保護地区です。USDA(農務省)傘下のForest Serviceによって管理されています。
National Forestのマップはこちらhttps://www.fs.fed.us/ivm/index.html
マップを見ていただければわかりますが、National Forest内にはキャンプグラウンドやピクニックエリアが多数存在しています。つい有名な国立公園に目が行きがちですが、National Forestエリアでも十分に自然を楽しむことができます。
National Forestごとの焚き火ルール
調べたNational Forestはこちら。
- Lake Tahoe Basin Management Unit
- Tahoe National Forest
- Eldorado National Forest
- Humboldt-Toiyabe National Forest
では順番に見ていきましょう。
Lake Tahoe Basin Management Unit
タホ湖周辺では、その辺でに勝手に焚き火をするのは不可です。
指定された一部のキャンプ場内にある金属製ファイアリングでのみ、キャンプファイヤーと炭火が許可されます。
ポータブルガスストーブは使用可能ですが、これにもCA州のCampfire Permitが必要なのは要注意ポイント。これ、意外と知らない人が多いのではないかと思われます。
Tahoe National Forest
Campfire Permitが必要です。あとはその日ごとの状況を確認すれば、それ以外に特筆すべき注意事項はなさそうです。
Eldorado National Forest
基本的にキャンプ場外で許可されるのはガスストーブとランタンだけです。タホ湖同様これにもCampfire Permitが必要です。またモークラム荒野エリアなどはガスストーブのみが許可されます。
キャンプファイアーと炭火は指定のキャンプ場内のみで許可されます。明記されていませんが、おそらくファイアーリング内のみではないかと思います。
Emergency Fire Prohibition - Regional Order 20-21 prohibits ALL fires and ignition sources except using a portable lantern or gas stove within a developed recreation site.
Eldorado - Passes & Permits
Humboldt-Toiyabe National Forest
NV州エリアではCampfire Permitは不要ですが、一部がCA州に入っておりCA州ではCampfire Permitが必要になります。
こちらの解釈は微妙ですね。CA州内でもレクリエーションエリア内であれば不要、ととらえることができます。まあ許可書は一度取れば年末まで使えるので持っておけば間違いありません。
You will need to obtain a free California Campfire Permit if you plan to build a campfire or use a stove on the Bridgeport Ranger District or portions of the Carson Ranger District, unless you are in a developed recreation area (campground or picnic area).Humboldt-Toiyabe National Forestのサイトはこちら
Humboldt-Toiyabe National Forest - Passes & Permits
Campfire Permitの発行
Campfire Permitとは
CA州内の連邦政府が管理する土地や他人の私有地で、キャンプファイヤー、バーベキュー、ポータブルストーブなどの直火を使用するときに必要な許可書です。
サクッと取れますので身構えるほどのものではありません。
- 取得場所:オンラインで10分程度で取得可能
- 手数料:無料
- 対象:18歳以上
- 有効期限:年末まで有効(12/31まで)
発行手順
入力画面へ進む
申し込みページには「GET YOUR CAMPFIRE PERMIT」ボタンから進みます。
情報入力
各情報を入力し、次に進みます。
ビデオ視聴
安全に関するビデオを2分半程度視聴します。ビデオ視聴完了で次に進むことができます。
- キャンプファイア許可書を取得する。
- ローカルの火災規制を確認する。
- 安全な場所を選ぶ。
- 火の周りを最低5フィート全方向クリアにする。
- 大人の責任者を参加させる。
- 「Drown, Stir & Feel」方式で消火する。
確認クイズ
安全や責任に関することの確認クイズが8問程度あります。間違えても大丈夫なので気軽にやればOKです。
発行
最終的に、火事の責任に同意することで下の写真のようなCampfire Permitを発行することができます。PDFを保存して印刷しておきましょう。
CA州のNational Forestに行くときは必ずこの許可書を携帯しましょう。不要なトラブルに巻き込まれずに済むはずです。
最後に
いかがでしたか。
近年人為的な大規模火災が頻発していますので、火の扱いには十分気を付け、責任ある行動をとりましょう。アメリカですので自己責任の賠償額が桁違いです。
山火事で194平方キロ焼失、少年に40億円の支払い命令ルールとマナーを守ってハッピー焚き火ライフを!
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